次の朝ももちろんマスクフェスティバル。開始予定時刻に行きますが、どうせまだ準備終わってないんだろうなぁ(笑)しかし気持ちの良い朝です。
ほら、やっぱり。あれ、ていうか観光客も来てない!みんなパプアのファジーさに順応するの早すぎ!
まだ始まらないかと席で一時間程潰していると、マレーシアから来た親子とそのお友達がやってきてクラッカーにツナ缶を載せて食べ始めました。僕らが暇そうなのを見かねてか「一緒にどう?」と声を掛けてくれ、色々話をしてくれました。彼らはいつもこのメンバーで旅行をしているらしく、北海道にも遊びに来たことがあるそうです。その時、ご飯が美味しすぎて息子さんは一週間で5キロも太っていたそうです。
なんていう話を聞いて待つこと結局2時間程、ようやく始まりました!
最初の部族はエミュー?ジャイアントモア?を模したような鳥ですが、これは昨日見た気が・・・それはそうと真ん中で踊っている子供がニコニコしながら踊っていてめちゃくちゃ可愛いです。
仕事終わり。
5人ショットいただきました。
続いてはこちら。なかなか激しい踊りでした。
そのあと、
今度は身体に草を付けた、森の人といった感じ。お囃子のおじいちゃんたちが楽しそう。
ここでお昼休憩になりました。すぐ休憩って。。始まるの遅いんだもん。
ここは会場付近のコンビニ。ラバウルにもコンビニがあったとは!ガソリンスタンドとレストランも兼ねています。田舎の「道の駅」といった感じですね。
ポテチを買いました。やはりPNGメイド。これは美味しかった!
午後イチはこの方々から。
ってあれ、さっきも踊ってなかった?と思いきや、脚のペイントが違います。なので違う人たち。のハズ。
我々は知らなかったのですが、各部族には持ち時間があって、それを過ぎると退散する約束になっていたようです。彼らはテンションが上がったのか持ち時間を超えて踊り続け、ジャーナリスト風の人に「もういいよ!早く下がれ!」と怒られていました。
ここまでは和気あいあいとした雰囲気でまわっていましたが、ここで空気が一変します。
楽器を鳴らさない(というか持ってない)、踊らない、しかも何か飲みながらやってきました。何を飲んでるんだろう・・どことなく鬱々とした雰囲気にみんなが緊張していきます。
飲んでる、のかと思いきや、食っとる!ビンを食っとる!ちゃんと噛み砕いて飲み込んでいました。周囲の観光客が「クレイジー。。」と呟くのが聞こえます。あたりは騒然としています。
目つきが異常です。奥で心配そうに見守る同胞。え、毎年やってるんじゃないのこれ?得意技とかじゃないの?それとも毎年心配なの?
最後にもう一本ビンを取り出し、自分の頭めがけて投げつけます。まさか!
「コンッ!」「コロコロ・・」
・ ・ ・ ・ 。
割れなかったんかいっ!
声出して笑いそうになったので、思わず天を仰いでしまいました。
とり~!ブハハハハ!ここでひとつ無意味に笑いを消化しておきます。あとで思い出し笑いしないように。しかしこの仮面と衣装はかなりのクオリティでした。
白と黒に分かれているのはなにか理由があるのでしょうか。
2ショット撮らせてくれましたが、万琵、ガン見されてます。
続いて。かなり大きな仮面を着けていますが、動きは激しいです。また部品が取れるんじゃないかと心配になるくらい捻ってます。にもかかわらず、
そっぽ向かれてる・・・
おい!こっちを向け!
なんだよ。
いや・・
うん、まぁ、いいんだけどね。。
というやり取りが行われていたかどうかは分かりませんが。
カメラを向けると笑顔でこっち向いてくれます。みんないい顔してるなぁ。
そしていよいよ大詰め。
ズンズンと精霊トゥブアンがやってきます。
声も高く、太鼓も激しく鳴ります。
トゥブアンの踊りも激しく、最高潮に達します。
そしてトゥブアンは沢山の人を連れて再び海へと帰っていきました。彼らの祭はまだまだ続きます。
終わりに、
どこかの(トーライ族ではない)村長らしき人が雄たけびを上げながら槍を振りかざします。
ウアー!ワワワー!アセdcfghjxcvbンkl
ォイウjkhytfcxzxrtygvmンbnext year.(槍を地面に刺す)
やり終えました。最後だけちゃんとnext yearって発音してました。きっと「来年もまたこうしてみんなが集まってマスクフェスティバルできるように」と祈ってるんだと思います。
トーライ族の(多分)首長が最後の挨拶をしていました。「様々な国から観光客がやってくることで祭を開くことが出来る。長い期間準備をしてきた地元の人たちやこの町に集まった様々な部族の人たち、観光客。みんなを労い、感謝する。」
て感じの内容だったと思います。町のみんなが我々に声を掛けてくれるのは、日本人が好きという感情もあると同時に、市長(?)がこのように観光客を大事にしようと常日頃から呼びかけているのではないか、それが町のみんなに浸透しているのではないかと思えてきます。そのことがひとりひとり出来ているこの町は、やはりとても温かい町なのではないかと思います。
ハッキリ言って前日とあまり変わらない内容でしたが、単純に次は何が出てくるんだろう、どんな面白いことが起こるんだろうというわくわくも前日と変わらず、ずっと楽しむことが出来ました。
それはそうと、パプアニューギニアに、しかもマスクフェスティバルに合わせてわざわざ来る観光客というのは、やはりマイノリティであって共通の興味を持ってこの現場に居合わせているというのに一種のシンパシーを強く感じるのか、結構すぐ仲良くなれます。
前日出会ったバングラデシュ勤めの日本人の方、今朝会場で油まみれになりながらツナ缶を食べていたマレーシアの親子、そして僕が持っていたカメラに興味を示し写真の交換を約束したニュージーランドのKITさん。
先日ニュージーランドで地震が起きた時には彼の家の木が倒れてしまったそうです。とにかく身体が無事でなによりでした。
KITさんのパプアニューギニア日記はこちら⇒http://freepages.misc.rootsweb.ancestry.com/~kitwithers/travel/png/pngdiary2016.html
その他にも、この2日目にギリギリでルートを変更して間に合った日本人の方や、青年海外協力隊でパプアに赴任されている方やそのご家族の方と友達になることができました。ちなみに青年海外協力隊で唯一、女性が赴任できない国というのがこの国なのだそうです。危ないからなのか?
出会った日本人の方々と。バングラデシュの方々は時間がなくて帰ってしまいましたが、後で聞いたらエアニューギニは依然ストライキ中で結局飛行機が飛ばなかったようです。。
こちらの方々とも撮ってもらいました。
照れる少年。この少年も何年か先にはマスクを着けて踊るんでしょうか。
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Taklam Lodge
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