私たちはマレー半島からボルネオ島に行く予定をしていたのだが、クアラルンプールからのフライトを予約してしまっていて、ペナン島からわざわざまたクアラルンプールまで戻らなければいけないことになっていた。
計画ミスしたね、とムラケンと話しながら、ボルネオ島に行く日程まで少し間が空いていたので、このままペナンに居てもいいが、もうこの街は満喫し終わったよね、と結論づきクアラルンプールを通り抜け、もっと南にあるマラッカに移動することにした。当初マラッカには行くつもりでいたのだが断念していたのだ。
私たちはシンガポールから北上してきたので、効率よく行くならマラッカを先に行ってからクアラルンプール、イポー、キャメロンハイランド、ペナン、ペナンから飛行機でボルネオ島の順序の方がすっきりするのだが、マラッカはクアラルンプールから日帰りでも出来る距離にあるということで日帰りでもいっか、と思っていたのだ。
それがちゃんと調べてみると、クアラルンプールからは約2時間ほどかかり、日帰りでマラッカ滞在時間を十分確保するには早朝バスに乗らないと難しいということがわかった。
クアラルンプールのTBSバスターミナルという所から乗るのだが、そこが中心地から約10km離れた郊外に位置していてちょっと遠いところにあった。更にマラッカのバス到着場所もマラッカの中心から約2.5km離れたマラッカセントラルと言うところで中心部にはローカルバスでまた移動しなければならなかったのだ。
クアラルンプールにいるとき私たちは早朝起きることが出来ず、日帰りは勿体ないしやめよう、と言うことで心残りがありつつ断念してしまっていたのだ。
マラッカセントラルからはKLIA2の国際空港までの直通バスも通っていることを知り、だったらマラッカからそのまま空港に行ってボルネオ島のフライトに乗ろうということになった。
ペナンからマラッカセントラルまではバスで約8時間くらい。早朝便、夜行便どっちもあった。夜行便だと早朝にマラッカに着けてその日のうちに観光に出かけられるメリットはあるが、バスの夜行便は散々日本で乗って辛いことが分かっていたので、私たちは早朝便にした。
ジョージタウンでひと際高く目立つコムタビルのバスターミナルから乗ることが出来て、チケットもそこで買うことができた。
私たちは9時コムタ発のバスのチケットを購入した。一人56リンギット。さすがにちょっと高い。
ペナンでの最後の食事はニョニャ料理のMUM’S NYONYA COISINEというところにいった。
ババ・ニョニャが多いペナンやマラッカにはニョニャ料理のお店が沢山あった。マレーと中国の文化が混ざり合ったのがババ・ニョニャ文化というもの。
やはり野菜炒めはかかせない。
ガイドブックにも書いてあるレストランで、流石にちょっと高めだったが、本当に美味しかった。
やっぱり高いものは高いだけあって美味しいよねーとムラケンとバクバク食べた。
写真に残すことも忘れて夢中になって食べたのが、お店の人おススメでもあった魚料理だった。
魚を程よく揚げてカリッとさせていて、さらに甘しょっぱいタレで煮つけてあった。和食に近い感じの料理で味付けは勿論、魚自体も大きめの金目鯛みたいな肉厚の白身魚で大変に美味しかった。
デザートには曜日限定のタピオカスイーツ。中にほくほくのサツマイモも入っている。温かいデザートでココナッツを垂らして食べる。体にやさしいスイーツだ。
屋台も美味しいのだが、お腹が満たされれば、もういいやという気持ちになるが、ここの料理はムラケンも私もお腹がいっぱいにも関わらず、箸が止まらなかった。
美味しいものを食べると幸せホルモンが出るというのは、本当のことだ。大満足だった!
朝9時出発ということもあり、私たちはコムタに近い宿に一泊だけ移動した。
Rope Walk Guesthouseというところ。
ここは最悪な宿泊となった。口コミ総評価が良くても実際はそうでもなかった、ということは今までもあったが、ここほど口コミの良さとのギャップがあった宿はこの時で初めてだった。
私たちの部屋は共用バスルームの隣に位置する部屋となっていたせいか、クーラーの風が強烈に下水臭かった。その風は部屋の中に勿論充満して、マスクをしていてもなんの効果もないほど臭かった。クーラーを消すと暑くて寝られず、クーラーをつけるとあまりの臭さに悪夢を見て起きてしまう。
まいった・・・。
人間は臭さによって体が危機を感じて、目を覚ますんだなということが分かった宿泊となった。
ムラケンが夜中スタッフに部屋を変えてくれと言いに行ってくれたが、その日は満席で他の部屋がなかった。
一泊だけと割り切ってその日は我慢して朝までうなされて過ごした。
キツかった・・・。
チェックアウトの時に文句をスタッフに言っても気が晴れなくて、宿泊口コミにボロクソ書いた。しかもスタッフは知っていた感じであった。
過去の口コミをよくよく読んでみると、高評価が多い中、低い評価がちらほらあった。そこにはやっぱり書いてあった。下水臭いと・・・。多分下水臭いのはこの部屋だけで他の部屋は快適なのだろう。ハズレくじをひいたにせよ、スタッフは事前に対策することは出来たんじゃないだろうか。
ちゃんと読めば良かった。
この時から、総合評価だけじゃなく、口コミは書いてある文章にもよくよく目を通すことが必要だなと感じた。
そんな苦い朝を迎えて、私たちはバス乗り場のコムタに向かった。
途中、中華料理屋さんがあって、そこは朝早くからお客さんが沢山入っていて繁盛していた。
お客さんの大半はお粥と大きな肉まんらしきものを食べていた。
私たちも朝ごはんに大きな肉まんと小さい肉まんを買ってみた。
横浜の中華街で500円以上するぐらいの大きさの肉まんが3.6リンギット。100円くらい。
中にこれでもかと思うほど具が入っていて、これまた思い出に残るほど私の中で美味しい肉まんだった。
下水臭かった思い出も良い思い出になった。
さて、コムタからのバスは時刻通り出発。
長い長い移動が始まった。
途中の休憩で飽きもせずまた蒸かし饅頭を購入。中身はココナッツを甘く味付けしたもの。
バスはなかなか到着せず、日はどんどん沈んでいく。
結局バスは夜の7時くらいにマラッカセントラルに到着。予定では8時間だったけれど、10時間ほどかかった。途中豪雨の時もあり、えーまじか・・・と憂鬱な気分になったが、マラッカセントラルに着いたときには、小雨になってくれていた。
おしりが痛いぜ・・・。
マラッカセントラルは大きくて、食事する所もあるし、ショップなども結構あった。
マラッカ中心地に行くには、ローカルバスの17番に乗ればよい。勿論タクシーでも20リンギットくらいで行けるらしいが、バスだと一人1.5リンギットで行ける。勿論バスでしょ。
表示に従って歩くもローカルバスの乗り場が分からずちょっと迷ったが、お店の人にローカルバスどこ?と聞いたらすぐに分かった。観光客の人が大勢並んでいるので便乗して乗り込んで、便乗してオランダ広場というところで降りれば、そこが街の中心地だ。
オランダ広場に着いたのは20時30分くらい。
ライトアップされた広場はとても綺麗だった。記念撮影している人も沢山いた。
時計塔がひと際目立つ。
マラッカ川がすぐ隣に流れているのだが、またここがライトアップされていて綺麗だった。
この街綺麗じゃん!と心が浮き立った。
ペナン名物でもあったトライショー。マラッカでも名物。
ペナンより、ゴテゴテに装飾してありピカピカ光っている。
ペナンでは花がつけてあっただけだったが、こちらのトライショーはお金かかってる。
この街の雰囲気といいトライショーといい、ディズニーランドのエレクトリカルパレードを思い出す。
取り敢えず疲れた!
今日はもう休もう!
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私たちがこの時滞在した宿はコチラ⇒Rope Walk Guesthouse
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口コミはとても参考になります。私たちも泊まった宿の口コミは必ずしていますが、評価ポイントが良いのに書いてある内容はあまり良くない場合もあるので、口コミの内容を読むことをお勧めします。