インドネシアでの最初の目的地はバリ島。
到着空港はバリ島にある「ングラライ国際空港(巷ではデンパサール空港と呼ばれている)」で、藤崎マーケットを思い出します。パプアニューギニア(ポートモレスビー)からは飛行機での直行便があります。我々は18:20ポートモレスビー発21:10バリ着の便でした。時差はパプアが2時間早いので飛行時間は5時間ほどといったところ。
また夜着便か~。夜に到着するのは治安面・タクシーにボられる率の高さ・一泊の滞在時間が短くなるというデメリットがあるので避けたいところでしたが、やはり不便な時間帯ほど飛行機代が安いのでこういうのを取らざるをえない時があります。
ひとまずエアニューギニがちゃんと飛んでくれたので無事バリに到着です。バリダンサーの像がお出迎え。
ここから我々はタクシーでその日の宿マキシホテルクドゥンガナンというところに向かうことになります。
タクシーに乗る前に現金を確保しなくてはならないので空港内のATMで引き出し、ですが、インドネシアは極端にインフレが進んでいる国のため、現地通貨で100万単位で下ろさなくてはなりません。因みに2016年12月現在のレートで1円が約115ルピア。100円のものを買おうとしたら11,500ルピアということになります。財布が膨れすぎる!
バリ島は観光地とはいえ、夜遅くに流しのタクシーを安心して拾えるほど治安がいいとは言いきれません。特に我々のような臆病旅行者は、空港施設内にあるチケットタクシーを使うことにします。これなら身元がはっきりしてるし、定額制なのでめんどくさい運賃交渉も要りません。ボられる心配もないしね。ただちょっと割高です。手間と安心を買うようなものですね。
そうしてタクシーチケットブースに行き、受付に行先を告げます。「ジンバランのマキシホテルクドゥンガナンまで」「ジンバランまでなら20万ルピアだよ」そうかそうか、なんか高い気がするけどやっぱ空港タクシーだもんね。と20万払ったあとでじっくり考えて、気がつきました。
これ、やられたな。
ジンバランは空港から車で10分くらいのところにあります。20万ルピアは大体1,800円くらいだから・・・日本より高い!そんなワケあるか!あとで万琵から聞いたところ、空港からジンバランまでは大体75,000くらいであるとのこと。なんてこった!空港タクシーなのにボられた!バリの奴らはもう信用できないな。初めて入った場所で最初に会話した奴に騙されるって、悲しいですね。パプアからの移動で疲れていたのと、ルピアの数字の異常な大きさでワケわかんなくなっていたのと、空港タクシーは定額であるという先入観が判断を鈍らせたか。。事前情報を確実に掴んで、もっと注意を払っておかなければ。
という反省を車内でしていて万琵のイライラが最高潮に達していました。
ちなみに、インドネシアでそういった心配の殆どないタクシー会社が存在します。ブルーバードタクシーという、メタリック水色の車体のタクシー(まがい物も存在します)。メーター使ってくれます。空港敷地内に入ってこられないので、外に出てブルーバードを捕まえるのが良いかと思われます。
もうひとつは、「UBER(ウーバー)」という流しのタクシー捕まえアプリを利用すること。GPS管理され居場所が地図に表示された登録タクシーがやってくるので予め料金の見積もりも出来るし、それ故ドライバーが吹っ掛けてくることもありません(そういうドライバーを告発することも出来るハズ)。アプリ内で予約や支払いも出来ます。
そのイライラを解消するためか、単に腹が減っていたためか宿について腹が減ったから付属のレストランに食べ物を注文しにいきました。それは美味しかったんですが、ボられたイライラがまだ収まらないうえにシャワールームの水はけが悪く下水の匂いも漂ってきて、イライラと共にホテルスタッフにぶつけることにしました。夜中の2時を過ぎていましたがルームチェンジです。
あーもう疲れた!到着1、2時間でインドネシアが嫌いになった!まともなものはないのか!まともなのはナシゴレンだけなのか!?
部屋は大分きれいめです。
翌朝、朝食が宿泊料金に含まれていたのでレストランに向かいます。
あ~め~!今のところいいとこなしだぞ!
と思いきや朝食のナシゴレンは美味しかったです。
そして早速味わえたバリ式コーヒー。粉を煮だしてカップに注ぐので粉が底に。味はまぁ、普通です。最後まで飲もうとすると口が粉まみれです。バリで最初にコーヒー淹れた誰かがフィルター使うの知らなかっただけなんと違うかと思ってしまいますが・・・
朝食が良かったのでなんとなく機嫌を取り戻し、雨上がりを待って出かけてみることに。
というか、部屋も替えてもらった今、インドネシアについて都合が悪かったのは空港タクシーでボられたことくらいですね。
インドネシアはイスラム教徒が多い国ですが、バリ島はヒンドゥー教徒が多い地域です。これはおそらく土着の精霊信仰とヒンドゥーの融合した習慣。香を炊いて花やお米を路上にお供えしています。でもみんな構わず蹴とばすし踏むんですよね。非常に沢山置いてあるので無理もない感じもしますが・・・食品も置いてあるので衛生的にも良くないし、なんかいい方法ないものでしょうか。
ちょっと上の方にも飾ってあります。みなさん毎朝欠かさずお供えしております。
ジンバランやデンパサールにはこういう琉球っぽい建築が数多く見受けられます。
品ぞろえの少ないコンビニから気まぐれで買ってみたドリンク。サイのエキスが、入ってません。メロン味でしょうかね、激甘だったので万琵はすぐに手放してしまいました。
宿の周りは観光地らしいところが殆どなかったので「バリといえばリゾート!」を全く感じることなく一日が過ぎていくのでした(笑)
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この時滞在していた宿はコチラ⇒マキシホテルクドゥンガナン
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