我々の宿マキシホテルクドゥンガナンは地図の上では海から近いのですが、潮風の匂いもなければビーチ用品を売る商店も見当たらず、ましてや浮かれた観光客さえ見かけない場所でした。ホントにこの場所海から近いのか?という疑問は湧きつつも、バリ島にあまり歓迎されていない感が充満していた為になんとなく萎えつつあった気持ちもあり確かめるのもなんかなぁと思っていました。
しかし、それをしなければ他にやることも見るものもない、そんな消去法で観光する我々でした。
宿は目の前が「ジャラン・バイパス・ングラライ」という大通りに面しており、そこから路地に入ってしまうと一気にめんそーれ的な雰囲気になるのでした。ジャランとは「道」を意味しジャランジャランというと「さんぽ」といったニュアンスになるようです。
バリ島と沖縄は文化の源が同じなのでしょうか。どっちも良く知らないから追求できませんが建築のセンスとか守り神とか精霊信仰なんかを見ているとそう感じざるをえません。
表情が個性的です。塗装された虎の狛犬(言い方変ですが)とかもあります。そして人型の守護神はみんな服を着せられていました。彼らなりの敬意の表れなのかな?
南国でよく見る木が現れました。マングローブではないと思いますが、これ見ると海が近い感じがしてきます。
こういう田舎道を通っていきます。彼方に開けた場所が見えてきました。
来た!ビーチ!
海パンも持ってきてなければビーサンでもないのでちょっと浜に下りてみるだけにしときます。というか観光客がまばら!バリ島の7月ってベストシーズンじゃなかったっけ?周囲の店は大抵閉まってましたが、少ない観光客を目当てにした商売人なのか、なんか売ってる地元っぽい人はいまして、我々も声を掛けられました。
「どこから来たの?チャイナ?」「ジャパン」「あぁ、そう」「 ・ ・ ・。」
なにこの不毛な会話。しかもどの国に行っても大概こういう会話が繰り広げられます。万国共通の定型文ですか。話を広げられる質問を選べっつうの。早々にビーチを去ります。
来た道とは別の道を歩いていると、子供が寄ってきて「撮れ撮れ」と言います。撮り始めると子供たちが増えてきて、最後に一枚みんな集まった写真を、とシャッターを切った瞬間チャリに乗った子がポールポジションを攫っていきました(笑)奥の赤シャツの子が一番はしゃいでたのに、被っちゃって可哀想に。そんな写真を採用するあたり僕も悪人ですね。
こういう場合、東南アジアでは大抵その後にお金を請求されてきたんですが(絶対払わないけど)、今回はただ単に写りたかっただけだったようです。声を掛けてくるのに下心なんか誰も持っていなかったパプアニューギニアとは裏腹に、インドネシアに入ってからというもの、向こうから声を掛けてくるもの全てに警戒心を抱いてしまいます。大人は勿論、子供でも犬でも。まいったね。しかし、この子たちのお陰で今回ちょっと癒されました。
そこから近くにあった、ガイドブックに掲載されていた子豚の丸焼きバビグリンの店「ワルン・カスバリ」に行ってみました。ワルンとはインドネシアで「食堂」的な意味です。
ちょっとお昼時からずれていたためか、入ると店の人がテレビ観ながらご飯食べてました。
バビグリンでは子豚の色んな部位を出されますが、中でも人気なのは皮の部分だそうです。パリパリとした食感がたまらない!と書いてありましたが、皮、売り切れてました。
これは多分、内臓のどっかです。調理してから時間が経っているのか、ガッチガチに固まっていました。食材の殆どがそういう状態で、どれもイマイチというのが正直なところでした。出来立てを食べたらまた違ったのかもしれません。因みにこれで63,000ルピア。550円くらいかな。ホテルの美味しいナシゴレンが35,000だったので、これは残念でした。
ホテルへの帰り道、さっきの子たちの学校らしきものがありました。
狛犬っ!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒マキシホテルクドゥンガナン
バリ島行きもスカイスキャナーで。フレキシブルに休める人はいつが安いか?ていう検索も可能。