日程:2016年9月20日~10月3日(滞在日数14日)
南寧からの移動時間:ハノイまでバスで約9時間
訪問した都市(宿泊施設):ハノイ(ハノイチャーミングホテル、ニュービジョンホテル)、ホーチミン(ホテルサニーサイゴン、ニューホテル)、ムイネー(ミンアンガーデンホテル)
万琵が踊った場所:フェアリーストリーム、イエローサンデューン
<ベトナムの感想>
首都はハノイだった。ずっとホーチミンだと思っていた。
ベトナムに訪れる前からそう思っていたし、ハノイとホーチミンの両方を訪れた後もそう思っていた。今調べたら、ハノイだった。なんてこった。
バイクの量は同じくらいだったけれど交通ルールをよく守っているのはホーチミンの方だったし、経済的にも豊かで企業が多いのも、外資系ブランドが多く入っているのも、人口が多いのもホーチミンだったのに。
それは置いといて・・
ここまでアジアを中心にいろいろな国をまわってみて、その国らしさとはなんだろうといつも考える。何か国も見て思うのは、人間性に関してはどの国かに依らず「いい人も悪い人もいる」だ。日本も含めいい人も悪い人もあらゆる国にいる。
「なにじんだからどうだ」というのは、こと人間性においては大差ない気がする。もちろん衛生観念やマナーについての文化的な違いとか慣習の違いとかはあって、そこが他国民に与える印象に影響することは否定できないが。
肌で感じたベトナムらしさとは、直球だけど食べ物だったのではないかと思う。
有名なフォーに始まり、フランスパン(バゲット)を使ったサンドイッチのバインミー、ハノイ名物のブンチャーやチャーカーラボン。春巻きだったり魚醤ヌックマムや多彩なハーブを使うところなど、料理の広がりをみるとベトナムの歴史や地理的環境が垣間見える。
ベトナムの、過去に侵略され植民地化され統治されていた歴史が食にまで浸透し混ざり合い、その国のアイデンティティにまでなっている点が面白いところで、そここそが「ベトナムらしさ」なのではないかと思う。
そして、あらゆるベトナム料理が美味しい。入ってきた外国の料理を受け入れて、その国らしくアレンジして美味しく提供する能力は素晴らしいと思う。その辺がベトナムという国の生き方の特徴なのかもしれない。
もうひとつ、ベトナムらしいと思えたところが、ムイネーの漁村だ。
フェアリーストリームや砂丘があってリゾートエリアとして最近人気になっているが、まだまだ人が少なく、昔ながらの漁村風景を維持している。
ハノイやホーチミンのように激動の時代を同じように経てきている筈なのに、その遺恨のようなものは感じられない。昔からずっとこの生活を続けてきて、それが今もただまっすぐ続いている。そんな印象だ。
青空が綺麗で余計な物が少ない。
田舎の漁師町に行けば大体そんな感じなのかもしれないが、以下のことはベトナムならではなんじゃないかと思う。
- 殆どのおばちゃんが上下同じ柄のセットアップの服を着ている(しかもパジャマ的な柄)
- 荷物を運ぶのは牛におまかせ
- どこでもヌックマムの匂いがする
- だいたい菅笠をかぶっている
この4つが当てはまったらそこはベトナムだ。ていうかこれは「ベトナム漁師町あるある」か(笑)
観光地化することと昔ながらの光景を維持することの両立は難しいように思う。今のところムイネーではこの均衡が守られている感じがするが、これからどんどん人が増えていくと思うので、先々この漁村風景は変わってしまうかもしれない。
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