この記事は2017年5月7日から中旬までの出来事です。
結局ダカールには二週間以上いた。
この後ダカールにまた戻ってくることになって、合わせると3週間ほどいたことになったのだが、和心のメンバーたちも一人、また一人と次の目的地に出発したり、目的を終えて日本に帰国したりしていった。
ダカールでそんなに何をしていたかと言うと、もちろん観光地にも何個か行ったのだが、(観光地の記事は前の記事でいくつか載せています。)普通にその辺をふらふらしたり、プールに行ったり、ムラケンが食中毒になったこともありなんだかんだであっという間に時間が過ぎてしまった。
なによりかかったのはビザ取りだ。
西アフリカの旅はビザ問題から始まる。ほぼ全ての国でビザは必要だ。新しい国に入ったら、まず調べるのは次の国の大使館がどこにあるか、だったりする(笑)
私たちはダカールで、3つの国のビザを取った。ビザは取れる所で取れるだけ、先に取っておいた方が良いと思う。
次の日に受け取れるビザはいいとして、何日もかかるビザもある。早くとりたい場合は料金が上がる場合もある。
大使館が開く時間に合わせて行ったのに、午後の4時くらいまで待たされ、挙句のはてに5日後に取りに来てと言われ、意気揚々と取りに行ったら間違って発行されていたということもあった。 また待たされるのか冷や冷やしたが、急いでいるんだと言ったらすぐ訂正してくれた。
アフリカのいいところは、悪い所に転じる場合も多いが、結構融通が利くところだ。話して気持ちを伝えるとしょうがないわね、みたいなことがあったりする。規則!規則!!みたいな感じではない。
アフリカ諸国のビザ情報は曖昧なことが多く、私たちが行った時は扱ってもらえたのに、違う旅人が行った日には対応した人が変わったせいか、扱ってもらえなかったり。だから一回行ってダメでも、もう一回行ってみると取れたりする場合もある。ビザを取りづらい国には、説得が必要な場合もあるし、近隣の何カ所かの国にその国の大使館がある場合は、この国では取れなかったけど、この国なら取れた、という場合も多い。
西アフリカ諸国の大使館のインターネットで掲示されているビザの申請の仕方が、実際大使館では浸透されてないこともあるので、注意が必要だ。(よくあるのはe-visaがあるはずなのに、大使館側のスタッフがよくわかっていなかったりする。アナログで取れる国はアナログで取っておいた方がもしかしたら安心なのかもしれない。)
国によっては日本大使館の推薦状のようなレターが必要になるので、まず日本大使館にレターを取りにいかなくてはならないことも多い。私たちもいくつかの国で日本大使館に赴いたが、大使館は綺麗で日本の本があったりする。
大使館の人も親切だし、何よりそこは日本国ということで、無性に安心したりするのだ(笑)
ビザ情報はコロコロ変わるので、現地で情報収集することは必須だ。
西アフリカにいる他の旅人さんとの情報交換もこまめに行うことをお勧めする。
フェイスブックで「西アフリカビザ情報」というグループが作られている。西アフリカを旅している先人さんが投稿してくれているので、そこで確認すると最新の情報を得ることが出来る。
ビザのまとめ記事はコチラ。
と言う感じで、今日の記事は和心周辺の雰囲気でも感じてもらおうかな、的な記事。
和心の隣にある小さい商店。
歯ブラシ中。
セネガル人の歯磨きは、木みたいな、硬い草みたいなのをいつも咥えて暇があれば歯をごしごしする光景がよく見られ、歯ブラシよりそっちの方を好む人が多いようだ。
小さい子は今時のものを使っているね。
この小さい商店、朝行くと大きなバケットにバターとチョコをこれでもか!と塗りたくったものが食べられる。
髪の毛が超可愛い。
日本以外の国は雑だなぁと思う事がよくあるけれど、チリチリの短い髪を可愛く結う技術の細かさは、かなり凄い。いろんな編み方がある。
是非試してみてほしい!
和心から少し歩くと市場があって、いつも人で賑わっている。果物や野菜、日用品や既製品のもの、布などはここで買うことができるだろう。ただし魚や生肉はちょっと…。
値段は書いていない。
売り物はごちゃごちゃと置いてありまとまりはない(笑)
女性はカラフルな長いワンピースを着て頭にバンダナをしていることが多い。バンダナも服とお揃いだったりしていて、セネガル女性は本当にお洒落さんが多いのだ。
おばちゃんは太い人が多いが、若い人はすらっとしていて超スタイル良い人もいて美人だ。
大抵の西アフリカの女性は恰幅が良い。太っているほうがモテるんだって。
イスラム教だが、スカーフを頭に巻いてない人も多い。比較的金曜日は、ちゃんとスカーフをしている印象だった。
イスラム教だが、アフリカンの要素も混ざっているようだ。
だが、私たちが居た2017年では、テロ関係の事件もありイスラム圏はやっぱり気をつける必要があった。アフリカのテロ事件は日本ではあまり放送されていないと思われるが、普通にアフリカでも起きていることだ。
もし服をセネガルで作りたかったら、市場の二階に上がり、怪しさ満点の場所を奥へ歩くと、服飾屋さんが沢山並んであるところがある。
並んでいるお店の中でも一番丁寧な場所があるらしく、詳しくは和心の情報ノートに書いてあるが、そこで自分が作ってほしい服を作ってもらうことが出来る。
採寸しないで適当に作る場所が多い中、ここはちゃんと細かく採寸して作ってくれるのだ。布は同じく市場内で買う事ができる。一着2000CFA程。
道のあちこちには屋台が出ていて、食べ物は比較的容易に手に入る。揚げが多い。
ただ、車の排気ガスとほこりはたんまりまぶされてあると思うけどね(笑)
セネガル男性はよくわからないが、女性は笑顔で優しい人が多い。
バスの他にラビットというド派手なミニバスもある。ちなみに手前に少しだけ写っているのはタクシーだ。ダカールのタクシーは黄色の車体で天井にタクシーマークが付いている。
このセンス凄いよね。奇抜だ。
交通安全のお守りは、セネガルでは子供の片方の靴をぶらさげたりするので、見つけてみてね。
ラビットは普通のバスよりも小さくて乗り心地も悪い。バスより少し安いので、いつもギューギューだ。運転手以外にもう一人スタッフがいて、その人がどこ行きのラビットか呼びかけていたり、その人に聞けば行くか行かないか教えてくれる。
ただ、料金を知らないとボったくってくる人もいるし、スリも非常に多いので気をつけた方が良いだろう。
このようにして、道端に立ってバスを待つ。主要道路にはバスストップのマークがある。時刻表があるのかは不明。
私たちが居た時期に多かっただけなのか、いつもそうなのかよくわからないが、毎日のように西アフリカの太鼓、ジャンベの音楽が外から聞こえてくる。音楽の方に歩いていくと、テントの下に大勢の人が集まっていて着飾った若い娘たちが踊っていたりする。
これは子宝に恵まれるのを祈願するものだそうな。
セネガルに限らず西アフリカは子供がとても多い。祈願しなくてもぽこぽこ生んでいる印象だったが、子宝に恵まれることは女性にとって当たり前で子供を作るか作らないかの選択の余地などないのだと思う。
週末のお昼過ぎとかに外で歩いていると、どこかしらでこういった場面に出くわすはずだ。
セネガルダンスはなかなか激しい。女性は腰を大きく動かし、お尻をくねくねと沢山使ってセクシーダンスを惜しげもなく披露する。
日常にダンスがあり、音楽がある生活を送っている。
夜にもダンスは繰り広げられる。踊りも凄いが、ジャンベを使ったセネガル音楽がすごくかっこいい。
ただ、人が多いところでは、周りに注意し長居せず、夜であるという事を気にした方が良いだろう。
和心周辺は比較的安全とされているが、電灯も全然なくて、道は超暗い。
油断は禁物。
小さめだが、スーパーもある。値段もしっかり表記されていて、ドアの前にはガードマンもいる。
余談だが、アフリカでお金をおろすときは、必ずドアの前にガードマンがいる所を選んだほうが良い。西アフリカでは銃をもったガードマンがいる場合が多い。
銀行も大きく信用性が高いところを選ぶべき。ATMだけのところではなく、銀行とセットになっているところ。カードが吸い込まれてしまうとか、スキミングの心配があるからだ。
西アフリカはCFAで共通の紙幣が使えるので、それはとっても便利。手数料もかからないのでおろせる額が大きいところが良いと思う。
スーパーのラベルにはMADOって書いてあったんだけど、よくわからない果物。
割ってみるとカキのようなドリアンのような、ちょっと粘つく実が入っていたけど、味は酸っぱい。
面白い味のジュースも売っている。バオバブのジュースだって!
まあどれも甘いんだけど、結構いける。
ダカールはピザも美味しい。セネガル料理に飽きたら、こういうものに逃げても良いかもね。Flagというビールはライトな味で安くて美味しい。
ちなみにビールを飲むときは口を開けたままにしない方が良い。
なぜなら、気づいたら蠅がビールに浮いていることがしょっちゅうだから!
バゲットしか売っていない下町っぽいパン屋さんも好きだけど、フランス資本なのか、大きなパン屋さんもある。
サンドイッチからウインナーパン、デニッシュ系もあるし結構種類が置いてある。
こういったパン屋は、屋台でセネガル料理をお腹一杯の量で500CFAで食べられるのと比較すると、高めだけど、なかなか美味しい。
今日も一日が始まるぞ!!
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