踊り終えた万琵は少し晴れやかな表情で次への歩を進めました。全く動いてませんでしたけど!
そういうこともあるのが舞踏なんですね。
そこから先は道が若干険しくなり、昼近くでありましたが前日の雨で出来たぬかるみも残っていました。山にとっては有り難いことですね。足元の木の根や苔類、落ち葉なんかは滑りやすいので転んでしまわないよう気をつけねば。
それにしても、この苔なんかミニチュア世界のようで綺麗ですね。そういうカメラの機能を使ってますが。
このトレッキングルート、なかなか飽きのこない道です。宿のおばちゃんのおススメというのは確かです。
なにかの巣穴かな?僕はこういうのを見つけると立ち止まって見てしまいます。うさぎとかが出てくるといいですよね。こういう湿地だとヘビとかなんでしょうけど。
しばらく進むと道案内の看板がありました。#6のルートを歩いていることが書いてあります。看板の右向き矢印の左に小さく「Rain Shelter 1,5時間、#5への道」と手書きで書いてあります。これが一番欲しい情報でした。
けど、道をこんな風に棒で塞がれたら日本人としては「進入禁止!」と言われているようで、行っていいのかダメなのか、微妙です。トレッキングルートというものは、時々ホントに進入禁止(保安上。滑落や土砂崩れの危険性がある場所など。東南アジアだと単に整備出来てないからという場合もある)となっていることがあるので、不安感を抱きつつ、取り敢えずダメそうだったら引き返そうという心持で棒を跨ぐのでした。
レインシェルターまで1,5キロかぁ。人は大体一時間で4キロくらい歩くので20分くらい・・・とはいきません。道は起伏もあるし滑りやすいです。
もののけが出てきそうな道でした。この1,5キロを歩くのに、50分~1時間くらい要したと思います。
途中にはウツボカズラが。シンガポールでは栽培されているのは見ましたが、自生しているのは初めて。
レインシェルターに到着。雨宿りをする小屋といったところでしょうか。そのようなものがあるくらい、降水量は多いハズなのです。
ここからトレッキングルートは分岐し、この看板を背に左に進むと#3、右に行くと#5へ繋がります。
#3に進むと大回りして標高1,840メートルの山の頂上に辿り着きます。#5へ進むとあとはほぼ下り坂となり里の方へと向かっていきます。
我々はスタートが遅かったことと再び雲と風が雨を呼んでいるようだったので短い#5の道を選びました。
朽ちた立ち木に大きく穴が開いていました。その横にはこれまた朽ちた看板が。こ、これは・・・間違いなく妖怪トンネルです。ゲゲゲの世界に通じてます。妖怪ウォッチの方じゃないよ。おじさんは妖怪ウォッチ知らないけど。
やっぱり来たー!雨ー!恵みの雨も、あんまり頻繁に来られると迷惑です。室内にいる時に降ってくれよな。
遠足が中止になるレベルで降ってます。トレッキングルートは水浸しになり、足元を小川が流れます。我々は中止するワケにはいかないのでポンチョをかぶります。
ねずみ男に扮装して再出発なり。
恵みの雨を喜ぶ大ムカデ。二匹重なってます。これ、13センチくらいです。うへぇ。
万琵が直視出来ない気持ち悪さだったので、ぼかし&白黒にしてあります。そういうのに強い方はクリックして未加工のものをご覧ください。
スコールもいつしか止み、トレッキングルートも終わりを迎えます。
あれ?人んち?滅茶苦茶ネギの匂いが充満しています。葱畑なのか。その横をシレっと通ります。このネギうどんとかに入れたら美味しそうだな~うどん食べたいな~。
葱畑を抜けると正真正銘トレッキングの終わり、アスファルトの道に出ます。右に曲がって少し歩くと今度は花畑が。ここも一つの観光名所になっていたっぽいんですが、ノーチェックでした。
花畑を抜けて暫く道なりに歩くと今度は野菜の大きな模型があります。
これは、実は前の街イポーからキャメロンハイランドに向かうバスから見えたものでした。バスターミナルまであと少し!ずーっとトレッキング用の地図のみで来たので、現在地が分かっていませんでしたが、これで帰り道に確証が得られました。めでたしめでたし。
ランキングは以前にもまして上昇傾向にあります。ありがとうございます!
この時我々が滞在していた宿はコチラ⇒Gerard’s Place
スカイスキャナーで航空券を探すと一発で最安が見つかります。
これは我々が実際に使っている、アウトドアプロダクツのねずみ男扮装もとい雨除けのポンチョです。バックパックを背負ったままかぶることも出来るし、約直径5cm×25cmに畳んでしまえる専用のケースも付いてくるので雨上がりに困ることもありません。ご用命は↓東急ハンズから。