サラワク・カルチュラル・ビレッジの一番の見どころは、民族舞踊を見ることが出来るカルチュラルショーだと思う。
私もこのショーに興味があってこのビレッジを訪れたようなものだった。
11時30～12時15分の回と、16時～16時45分の回の２回ある。ショーの料金はツアーの料金（一人84リンギット）に含まれていた。
ショーの時間に合わせて、ビレッジの入り口すぐにあるショーホールに移動する。
劇場は結構立派。
私は劇とかダンスとか、民族系のものは全般的に好きで、ニュージーランドで見たマオリショーが思った以上に良かったので、今回も楽しみにしていた。
ビレッジ自体はあれ？っと思う部分の方が今の所目立っていたが、ショーは楽しかったらいいなぁ。
ショーの構成としては、説明があって踊りがあって、お笑い担当があって、選んだお客さんを舞台に上げて巻き込み、最後に簡単なダンスをお客さんと全員で踊る、みたいな。
鮮やかな色合いの民族衣装を着た、女性よりも色っぽい笑みをたたえた男性の群舞があったり、
吹き矢で風船を射るだけなんだけど、仕草や目つきで笑わせてくれたり、のりのりのお客さんが大笑いしていて、それにつられて集中しているシーンなのに出演者もつられて笑ってしまったりして、なかなかエンターテインメント的要素が強くて楽しかった。
舞台上の人間が素になってしまう瞬間は、結構面白い。
女性の踊りをメインにしたものをもっと見たかったなぁ、と思ったが、女性より色っぽい男性諸君を見られたからいっか。
歌舞伎とかでもそうだけど、なんで男性は女性より色っぽいのかな・・・。
一番すごかったのは、重たい大きな木彫りのオブジェみたいなものを歯だけでくわえて持ち上げて踊っていたパフォーマンスだった。
そういえばこのパフォーマンスはサラワク博物館に白黒の写真があった。昔から行われている、男度を示す踊りなのかな。
カルチュラルショーを見終り、劇場の外に出てみると、大雨が降っていた・・・・。
なに～。また来たか、雨。
半分もビレッジを周っていないぞ。
しかも私たちが持っていたのは、小さな私の日傘だけ。
この小さい日傘だと太刀打ちできないだろう大粒の雨だった。
ということで、丁度お昼の時間だったので、隣のレストランで昼ごはんにした。
生姜がきいたココナッツカレーに、カボチャのスープ。
美味しかった！
ゆっくり食べていると、さっきまで舞台上にいた出演者がお昼を食べに来た。彼らはセルフで取るカレーを食べていた。
少し雨が弱まってきたので、ちょっとぐらい濡れてもいっかと、ビレッジ散策を開始することにした。
レストランの階段のところにぐしゃりと落ちた、フルーツがあった。
なんだろうと上を見ると、良く熟されたスターフルーツの実を発見。
へ～スターフルーツってこうゆう風に木にリンゴみたいにぶら下がっているんだ～。
そういえば、フルーツがどうやって実になっているか知らない種類多いかも。パイナップルの実のなり方を知ったときはびっくりしたよ。
民族衣装も売っていた。
うーん、これはあんまり欲しくならなかったなぁ。
ここは儀式をするところらしいのだが、誰もいない・・・。
お昼どきだからか、お客さんが全然来ないからか、午前中よりも民族（スタッフ）の人々がいなくなったような・・・。
ここも実演してくれるらしいのだが、誰もいないならしょうがない・・・。
ここは何の民族の人か分からなかったけれど、どうやら吹き矢をやらせてもらえるようだ。
民族の人スマホいじって超暇そうだよ。
おじさんのところまで行くと、パスポートにぽんとスタンプを押して終了。
吹き矢は有料。
・・・・。
ビレッジ内はなかなか景観は良かった。
散歩するのに気持ちが良さそう。
向こうでは年配夫婦が雨に濡れているのも全く気にせず、楽しそうに散歩をしていた。
ここではビレッジステイプログラムというものもやっているらしく、この写真の奥には、部屋があって宿泊施設にもなっているらしい。（１泊２日170リンギット～）
伝統舞踊を踊ってくれた。
横では伝統の楽器を弾いてくれた人もいる。この人は私たちが立ち去って暇になったのか、持っていた楽器でロックを大音響で引き出した。
ココは民族村なはずでは・・・！
きっと彼は普段はロックミュージシャンなのであろう。
ビレッジを一通り駆け足で周り、ちょっと期待外れだったなあ、と思いながら、送迎のバスの時刻まで時間があったので、ビレッジの入り口から徒歩５分程で着くダマイ・ビーチに行ってみた。
雨は止んでくれた。
晴れていれば青かったであろう海だが、人は少なく綺麗だった。
真っ裸同然の原始的な姿でスマホを操り、昔の方法で織物をしている横でスマホで電話し、伝統音楽を弾いた後にはロックも流し、伝統菓子を売りながらスナック菓子を食べる・・・
サラワクカルチュラルビレッジは、ショーだけでも良いかもね～（笑）
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