初めてみたバリ舞踊に私は一度みただけでかなりはまってしまった。
昔はバレエにはまってNYで毎日見続けたことがある。あのしなやかで細い身体がもうなんとも美しくて、しかもあの人間技とは思えない身体の動き。凄すぎて瞬きすら忘れる。
ストリッパーにハマった時もあった。ストリッパー小屋にはレディ-スデイというものがあって女性は半額でみることができる。最近では女性のお客さんも増えたみたいだが、おやじたちに交じって女一人見ていた。ストリッパーのお姉さんたち的には女性が観にくるのはあまり好まない方もいるらしいことを後で知ったが、本当に人間の身体は綺麗なんだなとびっくりして魅了された。海外でも男女問わず見てみたが、やっぱり日本人の女性の身体が良い。
やっぱり芸術は好きで、ジャンル問わずいろんなものが好き。
でもムラケンが居た時のマッスルミュージカルはみたことないけど(笑)見たかったなぁと思う。
それにガムランの演奏がすごく良かった。
ガムランのCDも何度か聞いたことがあったし、日本でも演奏を聞きに行ったことはあったけれどその時は特になんとも思わなかった。
だが、ウブドで聞いたガムランの演奏は凄かった。大勢で作り出すハーモニーはなんとも不思議な音色とリズムを作り出していた。
バリ舞踊はこの世に遊びに来た神様を見ているようだ。メイクとか着ている衣装とか、王宮の中という雰囲気が日常とかけ離れたものを演出するのかもしれないが、ガムランと共に織りなす世界は神々しかった。
ウブドにはいろんなグループがある。また見たいと思った。
次の日、この時泊まっていたPurnama Houseでは朝食がついている。
どこで食べるのか分らないまま朝起きて外のソファに座っていると、スタッフがどこから見ていたのかやってきた。
ウブドでは大半の宿が朝食付きで部屋まで持ってきてくれる。部屋の前には必ず専用のテラスが付いていることが多くて、そこでゆっくりと食べることが出来た。テラスは直射日光が当たると暑いが、うまい具合日光をさえぎるような造りになっていて、なんとも涼しい。それでいて日が入らず暗いということはなくて、のんびりとした空気が流れていてとても気持ちが良い。
バナナ入りのパンケーキとフルーツにコーヒーかティ-。宿によってクオリティや量は勿論違う。何種類からか選べる場合もあるが、こんな感じのが典型的なウブドでの朝食。
それにしてもどこで見ているのかわからないが、ちょっと外のテラスに座っているとすぐにそれを察知して何も言わなくても朝食を用意してくれるのには驚く。
ただお腹が弱い人はもしかしたらカットフルーツによってお腹が緩くなるかもしれない。日によって、これは切り立てでみずみずしいなという時もあれば、乾ききっていて切ってからどのくらい経っているのだろうというのもある。
高い宿ではそうゆうことはないのかもしれないし、安宿でも大半は気を使ってくれていたが。
なにはともあれ、インドネシアの衛生はそんなに良くないので注意は必要だ。
ウブドでは日本人も多いからか、日本企業が沢山進出している感じ。
パン屋もあった。価格も円表記があった。インドネシアルピアで買う方がお得だけど。
味や接客は・・・。
ランドリー屋さんも多いので旅人が困ることはない。モンキーフォレスト通りにあるランドリー屋さんは高めで相場は1キロ2万ルピアから高いところだと2万5000ルピアのところもあった。この写真のところは1キロ1万5000ルピア。モンキーフォレスト通りとデヴィシタ通りの交差点のちょっと手前のモンキーフォレスト通り沿いの民家の中にある。
私たちは大半手洗いで、部屋には物干しがあるところが多いのでランドリーに出さなくてもテラスに干しておけばすぐに乾く。
ランドリー屋さんも普通の民家の中なので敷地に入っていく。ここにも共用エリアが。
この日のお昼はWarung Ijo Ubudというところ。ウブドには沢山レストランがあるが、結構高めなところも多い。そうゆうところには大半が白人さんが昼からビールを飲んでいる。夜になると美しくライトアップされて雰囲気が抜群によくなり、オシャレした外国人で賑わっていた。
でも私たちはそんな所を探しているわけじゃない。私たちが探しているのはワルンという休めの食堂。
そこで見つけたのがこの店。場所はウブド王宮を左てに進みHISの前を通りすぎて5分ほど歩くとある。
ここは安くて結構おいしかったので、毎日のように活用させてもらった。
注文したのはアヤムゴレンと野菜炒め。締めて35000ルピア(280円)。
無料のバナナも貰える。オーストラリアでは子供用の無料フルーツがあったけど、ここでは大人も貰って良い(笑)
そして夜、また来てしまったウブド王宮。
今日のグループはBINA REMAJA(ビナルマジャ)という団体。昨日見たサダブダヤの弟分的グループとして創立されたらしい。火曜日と土曜日にウブド王宮で定期公演を行っている。一人8万ルピア。
開場時間にいってももう結構混んでいることを昨日学習した私たちは開演1時間前ぐらいにいってみた。
一時間前でもセンターの前の席はもう取られていたけれど、その他はまだどこに座っても大丈夫な感じだった。
この日も開演の時間が近づくと、もう満杯でギュウギュウになっていたけど。
クビャールが始まって開幕!今日のガムラン奏者は昨日よりも迫力あった!超楽しそう!
先ずはウェルカムダンス。複数の女性の舞いで神様の降臨を歓迎するダンス。美しい女性たちが花を散らしながら踊っていく。
サダブダヤよりも若くて痩せている踊り子さんが多い気がする。
次の演目はトペンだ。今日の仮面は茶色。昨日のトペンは白い肌の仮面だった。白い仮面のものは慈愛とか優雅、平穏を表すらしい。今日の茶色の顔の方は厳格、慈愛、平穏を欠ける表情のものらしく力強い踊りをするのが特徴みたい。
たしかに昨日の白い仮面よりは眉毛も太いし、強い感じする。トペンでもいろんな種類がある。仮面を着けているにも関わらず表情が変わるように見えるのが面白い。
そして次はレゴン。これは昨日の演目と同じだが、踊り手がちがうとやっぱり雰囲気がちがうし、踊り子の息の合い方も全然違う。
この左手の形作るだけでも難しい。
そして、来た来た!!今日はこれを見に来たんだよ!
クビャールドゥドゥックという踊り。20世紀中ごろに活躍した舞踊家のマリオという人が作った踊りらしい。見ているだけで分かるが、半座の踊りで高度な技術と強靭な筋肉を必要とするようだ。
半座の状態でピョンピョンと跳ねたり、素早い足さばきで動いていく。
それだけでも凄いのに、手の動きから始まって、このまだ成長段階の細い身体を自由に使って、全身で鮮やかに変化していく。
しかも表情が凄い!もうポンポン変わっていく。何種類もの人格を持っているんだ!というほど一瞬にして違う表情になるのだ。
まるで十一面観音ですよ!
しかもこの踊り子さん凄かった。艶やかで妖艶。しかもエネルギッシュ。これは何か降りてきてるよ!憑りつかれているかのようで目が離せなかった。
この踊りは主に若い男の子が踊るらしい。若若しい心の機微がよく表現されている。
おお!これはどういった表情なのだろうか。嬉々としているのか!
この子写真集出したら私買うよ!
一見の価値あり!!
ビナルマジャのクビャールドゥドゥックは、この後何本ものバリ舞踊を見に行くこととなったが、私にとって№1といっても良いぐらい記憶に残る踊りだった。
見て良かった!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Purnama House
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