絶景舞踏

旅記事231 ウクラス島へ!・・えっ無理!?ウソだろ?からの逆転!


フルマーレの宿UIインには夜遅く到着して朝早く出るので、寝るためだけに滞在したようなものなので大した意見を言うことは出来ませんが、いい意味で周りに何にもなく、悪い意味で周りに何にもありませんでした。

多分宿にとってもリゾートアイランドへの通過点として利用されることが多いのでしょう、したがって最低限の設備さえあればよさそうなものですが、貧乏旅行している我々にとってはこの宿はなかなかのハイクオリティでした。部屋が清潔!シーツが真っ白!アメニティがちゃんとついてる!灯りが全部生きてる!(安宿は大抵部屋のどこかの電球が死んでます)シャワー浴びてもトイレが濡れない!

(笑)

思い返せばトランジットのつもりで泊まったメルボルンの宿エアポートクタ・ホテル&レジデンセズのときは、今となっては考えられないほどの贅沢だったなぁ。

 

この日は、マーレ島にあるヴィリンギリフェリーターミナルからウクラス島という島へ移動する予定です。

マーレのヴィリンギリフェリーターミナルからウクラス島に行く船は、リゾートホテルが運営するスピードボートという高速艇を除けばMTCCという会社のフェリーが運行しています。日・火・木の一日一本のみで、マーレを出発するのは朝の9時です。帰りは月・水・土の一日一本のみです。

なので、我々はウクラス島に日曜日に入って3泊4日し、水曜日に帰還することにしていました。

なぜわざわざスピードボートを使わないのか?スピードボートは速いし(ウクラス島まで約90分)チャーター便なので時間に左右されることもありません。一方MTCCの定期フェリーは約4時間半かかります。朝早く起きなきゃならないし、かったるいです。

が、フェリーはめちゃくちゃ安いのです。スピードボートは片道に約8,000円かかりますが、フェリーは約380円。

全然違う!これはフェリーでしょ!

UIインからウクラス島までの大まかな流れは、

①宿からフルマーレのフェリー乗り場まで移動(タクシー)

②フェリーでマーレ港まで移動(フェリー)

③マーレ港から西側にあるヴィリンギリフェリーターミナルまで移動(タクシー)

④ヴィリンギリからウクラス島まで移動(フェリー)

タクシーとフェリーを交互に乗り継ぎます。④のフェリーは朝9時に出発するのでそれに間に合うように行動しなくてはなりません。忙しい!

朝早く出発する我々の為に、まだ営業時間ではなさそうなカフェに誘導してくれて朝食が出されました。ありがとう!カフェへの移動の際に明るくなった周辺を見渡してみると(前日の到着が深夜でした)、フルマーレ島は何にもないんですね。マーレ島の過密解消政策でフルマーレ島が埋め立てられて住宅地を造っているそうですが、まだまだ建設途中のようです。

UIイン朝食

朝食を摂りながらちょっと海風が強いなあと思っていたら、雨が降り始めました。あらま。小さな島だから、雨が降ることも多いんでしょうね。

朝食を摂り終え、ホテルに戻ってからフェリー乗り場までタクシーで送ってもらいます。タクシー代は40モルディブルフィア(1Rf=約7,2円)で約290円でした。ちなみに事前情報でタクシーは一律2USドルか35ルフィアと聞いてたんですけど・・・。

35ルフィアは2017年5月2日現在で約2.25ドルなので、2ドルで払った方が安いですね。

フェリー乗り場

フェリーは地元の人が使うばかりで観光客の姿をほとんど見かけません。段々雨風が強くなってきました。フルマーレからマーレまでのフェリー代は30ルフィアでした。これもひとり10ルフィアと聞いていたんですが。全体的に値上げがあったのか、ちょい掠め取られているのか微妙な額です。

フルマーレからのフェリー

少し待ってフェリーに乗り込みます。フェリーは空調が恐ろしく効いていて寒いです。

マーレポート

20分ほど乗って首都島マーレに到着しました。いきなりのビル群です。フルマーレとは随分ちがう。

マーレ港

マーレ港はこんな感じ。まるで漁港のようで、リゾート感は殆ど感じられません。

タクシー乗り場

港から出てすぐのところにタクシーステーションがあります。がタクシーがなかなか捕まりません。ここでちょっと焦りが・・しかも雨止まないし。

地元の人が手伝ってくれてようやくタクシーが捕まります。35ルフィアだと思っていたタクシーに50ルフィア請求されます。釈然としない気持ちはありましたが時間もないので仕方ない、50ルフィア支払ってヴィリンギリフェリーターミナルで9時のフェリーのチケットを買います。

 

窓口にて「今日は天候が悪いから欠航だよ」

 

・・・ぬ、ぬゎんだってー!?

台風でもないしその辺のちっさい漁船でもないだろう、2日にいっぺんしかない定期船がそんな簡単に欠航してどうするんだ!ていうか他のフェリーは普通に出航してるじゃないか!

最悪だよ・・・次の定期船って明後日だよ。しあさってにはモルディブから出るんだよ。着いた途端にサザエさん症候群になっちゃうじゃない。

港の状態

港はこんな状態。いけそうな気もするけど・・・

スピードボートをチャーターするか、マーレで宿を探すのか、色々迷っていると万琵が誰かと何やら話し合っていました。彼はマルコといい、青年マルコ曰く

「俺達ウクラス島に行きたいんだけど、この有様でしょ。エージェントに頼んでスピードボートを手配するからシェアして割り勘で行かない?君たちどこ行くの?」「どんぴしゃウクラス島だよ!

万琵、グッジョブ!雨女だけど幸運もついてる!

そしてマルコのエージェントがスピードボートを手配している間に聞こえてきた「なんだって?欠航!?」という声の主を新に加えて総勢6名でスピードボートに乗ることになりました(笑)

やがて原付に乗ってやってきたエージェントについてスピードボート乗り場まで歩きます。歩くこと15分、コイツ・・・道に迷ってやがる(笑)

スピードボート乗り場

ようやくスピードボート乗り場に辿り着き、船を伝ってチャーターしたボートに乗り込みます。

ヤレヤレ。

やれやれ。奥の彼も辟易気味。

ボートの中

スピードボートはかなり揺れるらしく、荷物はすべて下の船倉(というほど大きくはないけど)に詰め込まなければなりません。

そして、出発!の前に地元の人っぽい人たちが沢山乗り込んできました。あれ、チャーターじゃなかったっけ?まいいけど。地元の人たちが運賃らしいお金をいくらかドライバーに支払っています。僕らはどのくらい支払えばいいんだろうね。地元民よりは多く請求されそうだよね。なんて話しているうちにボートが動き出しました。

すんごい揺れる

動き出した途端、こう!

海の上を進む、というよりは湖に向かって平たい石を投げて水面を跳ねる遊び「水切り」です。捕まってないと振り落とされます。最初のうちこそその速さにキャッキャ言っていた我々もものの20分で口数がめっきりなくなり、最後部に座っていたマルコ達は跳ね上がる水しぶきでずぶ濡れになり、乗る前に食べていたサンドイッチもまだ原型を保ったまま胃から上がってくる有様でした。

これが90分続きました。。

 

島影が見えたと思ったら俄かに減速し始めました。到着したようです。

着いたのか

ウクラス島。こっちめちゃくちゃ穏やか!

ウクラズ島

雨が降った形跡はありましたがここに来た時には既に上がっていました。

ボートから荷を下ろし、迎えにやってきていた我々の宿のスタッフの電気自動車に乗り込みます。

やっと着いたね

ボートの揺れに必死に耐えていた万琵もようやく笑顔。マルコにお礼を言って別れます。小さな島だからまたばったり会うかもしれませんけど。

さあ、宿に向けて出発~。あボート代払ってない!ていうか誰も払ってない(笑)

モルディブの島々は、リゾートホテルが島自体を所有し、その島全体をリゾート化していることが多い(日本からパッケージツアーで来る場合にはそれを利用することが殆ど)のですが、ウクラス島はそうではなく、学校もモスクもあります。住民が日常の生活をしている中にいくつかのホテルがあり、島の一角をプライベートビーチとして開放しているというスタイルをとっています。

ガイアサンライズ

宿はGaia Sunriseというところ。

ウッディな装飾

スタッフは気さくでまじめ、部屋も清潔にしてあります。他のリゾートに比べると安めでおススメです!

万琵爆睡

万琵はすぐに寝てしまいました。まぁ、今日は疲れたよね。てか耳にベッドの飾りの生花ついてますけど。

島の様子は次で!


 
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Gaia Sunrise

 

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