この記事は2017年2月の出来事です。
ギリシャの次は陸続きでマケドニアやアルバニア、ブルガリアなんかにも入ることができるが、キプロスにいた時からギリシャの次にはマルタに行こうと決めていた。
その理由は英語の語学学校に行こう!というもの。
大学生の時友達でマルタの語学学校に行った子がいて、治安も良いしすごく良かったよ、と言っていたのを思い出したからだ。
英語の語学学校がある国はマルタ以外にも沢山ある。もちろんアメリカ、カナダ、ロンドン、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどは代表的。南アフリカは欧米やオーストラリア、ニュージーランドに比べると費用を抑えることができるだろうが、日本から行くにはちょっと遠い。治安面は南アフリカは悪くないと旅人さんに聞くが、悪いという旅人さんもいたので、よくわからない。
費用を抑えて語学留学できる国で代表的なのは、フィリピンやフィジー、マレーシアなどだろうか。学費も生活費もうんとコストを抑えることができる。
この中でもフィリピン留学はとっても安いのではないかと思う。世界一周する前にフィリピンで留学してから出発したという人にも多く出会った。
ただフィリピンは治安面が少し気になるところだ。
旅の3か国目に私たちはフィリピンを訪れたが、治安は良いとはあまり言えなかった。食べ物にもちょっと苦労した。町自体も綺麗だとは言いがたい。
私たちはこの時点でヨーロッパにいたので、選択肢はヨーロッパかアメリカになった。
そんな中で思い出したマルタと言う国。ここはヨーロッパながら物価も安めだし、学費自体もロンドンなんかよりうんと抑えることができる。しかもマルタは治安が良好。
そして飛び入り参加でも語学学校に通うことができる。
ロンドンなんかでは短期の場合でも語学学校に通うとなると日本でちゃんとエージェントを通して手続きしなければならないらしい。
マルタにおいても多くの学生は自分の国で全て手続きを終えて、ホームステイ先を手配して貰ったり、寮に入ったりする。
私は日本にいちいち帰ってられないし、直接学校に赴き、アパートも自分で探した。エージェントを通さない方が費用も抑えられる。
ただ韓国の場合は、長期になればなるほど割引が効くらしくエージェントを通した方がうんと安くなるようだ。エージェントが全然よくないと韓国の子は愚痴をこぼしていたが。
マルタには英語の語学学校がびっくりするほど沢山ある。
私が滞在したセントポールズベイという地域にも、わたしが通った学校以外にもうひとつ近くにあるし、スリーマーやバレッタなど、賑やかな地域にも沢山ある。
マルタ・語学学校 で検索してみれば沢山でてくると思う。
私が通った学校を紹介する。マルタの語学学校を考えている人の参考になればよいと思う。
<2017年2月の情報>
BELT’s language school
場所: セントポールズベイ (セントポールズベイは空港からバスで45分くらい)
学費: 9週申し込んで1577€(冬季料金+キャンペーン割引適用+教科書代、手数料込み)*週15コマ(1コマ90分)土日休み。長期になればなるほど学費がお得になる。
ちなみに週10コマだともっと安い。
時間割: 9:15~10:45、11:15~12:45 週10コマを選択した人はここまで。13:15~14:45スピーキングクラス。以上一日3コマ。これが月曜~金曜と、週5日続く。
クラス編成: 4ランク、1クラス多くても10人くらい(ただし冬季)
アクティビティ: 祝日などで学校が休みの時に授業の代わりに観光スポットのツアーをしてくれる。
先生の質:1週、もしくは2週で先生が交代になる。生徒の英語の能力によって、この先生が良いという意見が変わってくるが、あたった先生によって大きく授業の質が変わってくる。
英語の発音はものすごく良いが、喋り尽くして終わる先生もいる。考えようによってはリスニングの強化にはなるが、話をずっと聞き続ける授業は非常に疲れる。先生の英語についていけてないことを先生が気づいていない。
また人間性は良いが、英語の先生としてはイマイチな先生もいた。
勿論人間性も教え方も良い先生もいる。
日本人の比率:私の他に一人いただけ。この学校はイタリア、スイス、ドイツ、などのヨーロッパから来ている人が多く、日本人はおろかアジア人自体が少ない。
その他設備:学校内に無料wifiあり。学生証を作ってくれるので学割が効く。自動販売機あり。
通ってみて感じたこと
人に寄って意見は変わってくるだろうが、学校の仕組みについてはまあまあと感じた。日本人の多くはグラマーは完璧だが、スピーキングが全然ダメという人が多いと思う。
スピーキングとグラマーとクラスが分かれていないので、テキストが簡単すぎる。ひとつ上のクラスにあげてもらうと今度はスピーキングが追いついていけないという状態になってしまう。
クラス分けテストを受ける前に是非ともスピーキング、リスニングの強化をして臨むのが良いと思う。私は9週申し込んだが、9週という期間についてはやはりちょっと短いと思う。少なくとも12週はした方が良い気がする。
学校生活自体は非常に楽しい。
生徒同士はすぐに仲良くなるし、みんな抜群に良い人で今でも良い関係を続けている。
言葉というものはとても重要なものだが、半分はフィーリングで言葉が話せない分ものすごくアンテナを張って、瞳を見ていると言いたいことが解るということがよくあった。
この学校は夏の期間は若い人も多く来るらしいが、私がいった冬季の時期は年齢層は高かった。
私より年上の人が大半だったので、うるさいということもなく落ち着いていて私にとってはとっても居心地が良かった。
セントポールズベイという地域についても申し分ない。治安も良い。
海は非常に青く澄んでいて綺麗。学校から徒歩1分ほどで、もう海。スキューバダイビングも出来る。
学校の休憩時間に、海辺のキオスクでよくみんなとカプチーノを飲んだ。なんと1€で飲める。
ヨーロッパ諸国で1€でカプチーノを飲める国はそんなにない。
セントポールズベイも夏には美しい海を求めて沢山の観光客がおとずれるが、私たちがマルタに行ったのは冬だったので観光客は全然いなかった。そのため閑散期として宿泊費も安くなっていたし、学校の費用も冬季料金で夏より安くなっていた。勿論学校自体の生徒数も夏にはすべてのクラスがパンパンになるところ、この時は生徒数も少ないのでクラスも激減していて窮屈に感じることなく過ごすことが出来た。
賑やかな方が好きと言う人には絶対夏が良いと思う。冬は私にはちょうど良い人口密度だったが、寂しく感じる人もいるだろう。
ただセントポールズベイはショッピングできるところはあまりない。
服や靴などの買い物をしたい場合は、バレッタやスリーマーに行く必要がある。
といってもバスで30分もあれば行くことができる。
ちなみに私たちが借りたアパートメントははじめはアゴダで調べて予約したが、その後に2カ月くらい借りたいからと直接交渉して安くしてもらった。
その他にAirbnbで探しても良いと思うし、malta parkというサイトにも安いアパートメントが沢山出ている。
ホームステイしている子はあまり良くないと言っていたし、寮も良い部屋と悪い部屋で差があるようなので、プライバシーが多く欲しい人は自分でアパートを借りるのが良いと思う。
私は過去に何度かホームステイしたことはあるが、この時は良いホストで楽しかったので、ホストによってはホームステイも楽しいのかもしれない。
ホストによってはお金の為だけにやっている場合もあるので注意が必要だ。
ちなみに学校費用込みの一カ月のランニングコストは25万ぐらいだった。(学校費用は一人だが、食費などはムラケンの分も入っている。)語学学校に通うと何かと生徒同士で出掛けたり、外食したりする機会が多くなるが、それで25万で抑えられるのはヨーロッパの中でも安いと思う。
もし一人だったら、宿泊施設も一人用ので良いしAirbnbで探せばもっと安いところもあったので、更にコストを抑えることが出来ると思う。
9週でどこまで英語が上達したかといえば、余り躊躇せずに言葉を発することができるようになったくらいかもしれない。言語習得が得意、不得意でも分かれると思うが、深い話になるとちんぷんかんぷんだし、上のクラスの人の会話に入ると、途端に何言っているのか分からなくなってしまう。
上のクラスの人と映画を見に行ったときに、私は半分も分からなったが、上のクラスの人は全部分かったと言っていて、やべ~と思ったのを思い出す。
ただ難しいのは9週くらいで人は一旦飽きというものが発生することがあると思う。だから学校に長く通えば通うだけ良いというものでもないのかもしれない。
モチベーションを長く高く持って、とにかく沢山英語に触れるということが重要だと思う。
少しでもやってみたい人は、是非とも語学留学してみたらよいと思う。
語学学習は楽しい。
更に素晴らしい出会いと心に残る思い出が沢山出来るだろう。
最後に私が良く見ていた英語習得に便利なyoutube動画の紹介。リンク先はユーチューブの再生リストになっています。
「TED]
「バイリンガール」
TEDは難しいものが多いが、色んなジャンルのプロフェッショナルな話が聞けてすごく面白い。日本語の字幕にも出来るので、答え合わせもできる。
バイリンガールとボキャビルカレッジは一つの動画が短いので、自分に合うようならコツコツ見続けるのも良いと思う。
何か質問があればコメントしてください。
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この時滞在していた宿はコチラ⇒ベルモントコートアパートメンツ